介護技能実習に求められる日本語能力
介護職種の技能実習生の入国条件は、日本語能力試験N4レベル以上です。そして、実習開始後1年以内にN3レベル以上の日本語能力を身につけ、能力試験に合格することはもちろんのこと、日本語による介護現場でのコミュニケーションを円滑に行うための能力を身につけることが求められています。
- 入国条件は日本語能力試験N4レベル以上
- 実習開始後1年以内にN3レベル以上
実際のところ、日本語能力試験のN4、N3と言われても、日本語でのコミュニケーションがどの程度できるかは把握できないです。
そのため、「介護業務にはどのような日本語能力が必要か」を考えなければいけません。
当組合の日本語の学習について
実習開始後の日本語研修を提供しています。受け入れ施設の実情に合わせた研修を組み立てることも可能です。講師は、介護の日本語指導の経験が豊富な日本語教師が担当し、「使える日本語」の習得を支援します。
日本語研修の目標
横浜医療介護福祉協同組合では、以下の目標を設定して日本語研修を組み立てます。
- 日本語を聞いて理解する。
- 日本語が「わかる」「わからない」の反応を確実に相手に伝えることができる。
- 日本語がわからないときに、「何が」「なぜ」わからないかを伝えることができる。
- 自分がわかる日本語の語彙や表現でコミュニケーションをとる工夫ができる。
指導項目と必要なスキル
指導項目:声かけ、申し送り、報告、連絡、相談、雑談・・・
必要な知識:日本語文法、発音、アクセント、イントネーション、文化知識、表情、声のトーン・・・など
必要なスキル:聞取り能力、読み取り能力、伝達力、観察力、瞬発的に反応する力・・・など